技適マークの表示ルール、どこにどう出す?基本を整理
技適を取っている(または技適済みモジュールを正しく使っている)としても、最後に「技適マークをどう表示するか」でつまずくことがあります。表示の基本的な考え方を整理します。
定義:技適マークは、無線設備が技術基準に適合していることの証として表示されるマーク。通常は技適番号とセットで示されます。表示は「見て確認できる形」で残すのが原則です 。
表示のしかた(一般的な選択肢)
- 本体への刻印・印刷・シール:製品本体や電池ぶたの内側などに、消えにくい形で表示する。
- 電子的表示(画面表示):ディスプレイを持つ機器では、設定画面などにマーク・番号を表示する方法が認められる場合がある 。
3Dプリンター製品の場合、筐体に直接印刷しづらいことがあります。その際は耐久性のあるラベルを貼る、銘板部分をモデリングで用意するなど、消えにくく確認しやすい方法を選びます。
⚠ 注意点 よくある失敗は「技適マークだけ載せて番号を書き忘れる」「掠れて読めないシールを使う」「FCC/CEマークと並べて技適マークだと誤認させる表示にする」など。表示は”あればいい”ではなく”正しく・読める形で”が要点です。表示の細かな様式・サイズ・位置の要件は改正され得るため、最新の要件を確認してください 。
❌ 誤解 「技適済みモジュールを中に入れてあるから、外から見えなくても表示は不要」
✅ 正しくは 完成品として、利用者が確認できる形で技適マーク・番号を示すことが求められるのが一般的です。「中に入っているから省略」とは考えず、表示方法を設計に組み込んでください。
Q. マークの画像はどこから入手する?
A. マークの様式は定められています。自作の似たマークではなく、定められた様式に沿ったものを使う必要があります。様式の詳細は所管官庁の情報を確認してください 。
Q. パッケージや説明書だけに表示すればいい?
A. 機器本体への表示が原則とされる場面が多く、パッケージのみで足りるかはケースによります。本体表示が難しい場合の扱いを含め、登録証明機関や所管官庁に確認するのが安全です。
Q. 技適番号は何を書けばいい?
A. 使用している技適済みモジュール/自分が取得した認証に紐づく番号を記載します。使ったモジュールの認証情報を記録として残しておくと、表示内容の裏付けになります。
関連用語:番号の元になる「工事設計認証」の流れは完全解説記事、部品選定は「技適済みモジュールを使えば楽になるか」を参照してください。
本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。法令・基準は改正されることがあり、個別の製品・状況により結論が変わります。最終的な判断は所管官庁・登録検査機関・専門家にご確認ください。
